厳選された家具の銘木。
約55%は家具にならない現実。

higureを運営する家具工房の、素材・原木の使用量は年間約100m3にも及んでいます。無垢材家具を製作する際に製材された材のうち、約45%は家具になり、残りの約55%はさまざまな加工で削ぎ落とされ、その半数は明確に木屑になっている現実があります。
近年までこの木屑は、酪農や堆肥として再利用をしておりました。
しかし、酪農家・農家の高齢化に伴い、運搬などの労力を確保できず、現在は廃棄処分をしております。今後ますますこの状況は進むと予想されます。

このような産地の製造環境・素材の循環の中で、
「木材産地より仕入れた樹種のわかる銘木の木屑」を有効活用できないかと考え、higureはスタートしました。

端材を巧みにはぎ合わせた家具への活用をはじめ、さらに小さな材は燻製のチップへ。
私たちの目が届く、誠実な方法を模索しながら、まずは小さな活用からはじめています。